2011年09月25日

障がい者にとっての「真の幸せ」とは

先日、日本理化学工業 会長の大山泰弘氏の

講演を聞く機会がありました。

日本理化学工業とは、国内シェア30%を持つチョークメーカー

で、従業員73人中55人が知的障がい者だそうです。

特に製造工程のほとんどは、IQ50以下の重度の知的障がい者

の方が働いているというから驚きです。

知的障がい者ですから、もちろん文字も読めないし、

計算もできません。

色で作業手順を理解できるようにしたり、

砂時計で時間を測るなど、

彼らの理解力に合わせた工程の工夫をこらし、

JISの認定を受けるほどの品質を維持できているそうです。


その経営手腕は高く評価され、

2009年に栄えある渋沢栄一賞を受賞、

50万部のベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」
                     (あさ出版)

の中で紹介されたり、TVの「カンブリア宮殿」などでも

放映されたことから、全国から視察がひっきりなしだそうです。

日本で一番大切にしたい会社.png


もともとは、近所の養護学校の先生に頼まれて、

2名の知的障がい者を「研修」として2週間ほど受け入れた

のがきっかけだったそうです。

ところが、あまりにも彼らが熱心に働く姿をみて、

従業員からもどうか正式に社員として雇うようにしてほしい、

と懇願されたそうです。

大山社長(当時)さんは、その後 大いに悩んだそうです。


「障がい者の人達は、無理して仕事などしなくても、

養護施設で周りから大事にしてもらった方が彼らにとっては

幸せなのではないか……?」


ある日、たまたま法事で隣に座った住職さんにそんな話を

したところ、こう言われたそうです。

「人間の幸せとは、周りから愛されるだけではダメなんです。

人間の本当の幸せとは、人の役にたち、

人から必要とされることなんですよ。」

人間の本質を突いた住職さんの言葉に感化を受けた

大山社長は、「擁護施設ではなく、企業こそが彼らを幸せに

してあげられるのだ」と決心し、その後 障がい者を

積極的に雇用するようになったそうです。



障がい者も含め、みんなが働ける社会、

仕事を通じてすべての国民が役に立って働ける共生社会

の実現こそが、日本の社会のあるべき姿ではないかと

提言をされていました。


なお、前述の養護学校からお願いされて2週間の研修に来た

2名の女の子のうちの一人は、67歳になった

今も日本理化学工業で働いておられるそうです。(!)


自分自身も、ダウン症の障がい児を抱える身として、

大山先生のお話はとても心に染み入るようないいお話でした。

大山会長の腰の低い謙虚なお人柄にも惹かれました。


応援して下さりありがとうございます。(^0^)
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posted by kei at 21:17| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 障害児・2世教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
その通りだと思います・・・

人の役に立ち、喜ばれてこそ、喜びと幸せの火は、
いつまでも消えずに燃えることができますから・・・

ありがとうございました・・・m()m
Posted by 日韓太郎 at 2011年09月27日 11:24
日韓太郎さん、ありがとうございます。
「人間の本当の幸せとは、人の役にたち、人から必要とされること」
障がい者だけでなく、全ての人に共通する法則だと思います。
人間は、生まれながら「為に生きる」ように神様が設計してあるのでしょうね。
Posted by kei at 2011年09月28日 12:31
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